犬が吠えるのをやめさせたい
愛犬が吠えてしまう。
無駄吠えがひどい。
どうにかして、吠えるのをやめさせたい。
解決したい。
そう思っていませんか?
犬が吠えることによって、ご近所や来訪者・犬友達に迷惑がかかってしまうから。
そのように考える飼い主さんは多いですが、解決したくても具体的な解決策がなかなか見つからなかったり、躾やトレーニングを頑張っても根負けしてしまったり・・・
期待した結果にはならず、犬も飼い主もストレスを抱えてしまうなどということもあります。
では、どうしたら吠えるのをやめさせることができるのでしょうか。
まず、犬が吠えるのには理由があります。
その理由のきっかけとなるものとして、
・警戒
・威嚇
・興奮
・要求
・発散
などがあります。
しかし、多くの飼い主さんの間では、別の”吠える理由”というものが存在します。
その中でも代表的な”理由”は・・・
「うちの子、ビビりなんです」
「怖がり屋さんなんです」
この2つが圧倒的に多いです。
しかし、吠える犬たちは本当に怖くて吠えているのでしょうか。
答えはNoです。
その”ビビっている”、”怖がっている”という姿は、飼い主の偏ったものの見方や感情を乗せて見ている行動にすぎないことが多く、実際はビビっていることはありませんし、吠えているその対象への思いは10頭いたら10頭すべて理由は異なります。
では、なぜ愛犬が吠えてしまう理由を、怖がりという設定にしてしまうのか。
それは、飼い主自身が決めていることです。
愛犬を、怖がりな子という見方をすることによって、迷惑をかけてしまう対象の方々や動物から、無意識に「許して欲しい」と願っている場合があります。
「怖くて吠えてしまっているのであって、悪意があるわけではないの」
だから
*許して欲しい
*怒らないで欲しい
*嫌わないで欲しい
ということです。
飼い主は、誰かから何かを言われてしまう(ような気がする)ことを無意識に避ける言動をするのですが、その思い込みの視点を持ったまま愛犬に吠えることをやめさせるための躾やトレーニングを行っても、解決にはいたらないことがほとんどです。
飼い主さんが愛犬の吠える本当の理由を知り、愛犬の行動を自分の思い込みから見ることがなくなると、愛犬の思いに合った言動になっていくため、吠えがピタっと止まるということが起きます。
愛犬の思いに向き合い、寄り添うだけでなく、愛犬から聞いた本当の気持ちから飼い主自身が愛犬に向ける感情を含め視点を変えていくと、躾やトレーニングも良好なコミュニケーションのもとでおこなわれるため、問題は解消の方向へ進みやすくなります。
愛犬が、どんな理由で吠えているのか。
吠えることで困ったり悩んだりしている場合には、解決するための数々の手法に取り掛かる前に、まずは犬の本当の気持ちに気づくことが大切で、そこが問題解決のスタートです。