ペットのおやつ
あなたのパートナーアニマルは、おやつが好きですか?
美味しいおやつを買って与えることが、あなたの喜びのひとつになっていませんか?
ペットにおやつをあげることが、習慣になっているご家庭も多いのではないでしょうか。
食べ物を差し出すと、とても喜ぶ姿を見せてくれるパートナーアニマルに、飼い主自身も幸せを感じたり満たされた気持ちになるのだと思います。
そこで、最初におやつをあげるきっかけになったのは、どんなタイミングだったか振り返ってみましょう。
犬や猫など種によって様々ですが、おおよそこのような機会がスタートだったのではないでしょうか。
・躾やトレーニング
・お留守番をお願いする時
・帰宅時
・お散歩時
・怖がっていると感じる時
・食間の空腹感を紛らわす
・ストレスを感じていそうな時
このように、おやつをあげる機会を通して動物の学びに活用される方や、ネガティヴに傾いたメンタルの回復に用いられるようです。
また、一度あげたら最後。
様々な場面において欲しがるようになり、次第におやつを食べることが習慣化していくパターンが多いように思います。
犬は特に、食べ物をあげればあげるだけ食べてしまうし、最近は魔法のおやつの出現で、猫にもおやつという考え方が当たり前になってきました。
もちろん
ご飯をしっかり食べてくれないから。
あげないとうるさくて仕方がないから。
今まであげてきたからあげないのは可哀想。
など、理由はあるかと思いますが、良質なコミュニケーションをはかるためのおやつが原因で、体調やメンタル面に不調をきたすようなことがあったら本末転倒。
心身共に健やかでないと、日常の楽しさも半減してしまいます。
おやつをあげる機会をゼロにできない場合には、食事内容を減らしたり、食が細いのであればおやつを与えずに様子を見るなど対策を練ることはできます。
しかし、ここで注目したいのは、食べ物をあげないといられない飼い主の気持ちです。
なぜ、おやつをあげたくなるのでしょうか。
実は、飼い主さんの中にある欠乏感や、自分の中にある愛情不足を動物からの愛情で補っている傾向があるのかもしれないということです。
紐解いていくと、その欠乏感の理由はわかっていきますが、おやつを欲しがるあなたのパートナーアニマルは、もしかしたらあなたの欠乏感をそのまま映し出しているという見方に辿り着きます。
そして、あなたの中の満たされない思いを、頑張って埋めようとしてくれているのが、おやつを欲しがるパートナーアニマルの姿なのかもしれないとしたら・・・
おやつをあげるということが、本当に必要なのかどうかを考える良いきっかけになるだけでなく、飼い主自身のメンタルの安定にも繋がっていきます。
それによって、パートナーアニマルとの関係性の向上や、飼い主の生きやすさに貢献してくれたパートナーアニマルに感謝が溢れ、日常生活の質が高くなっていきます。
たかがおやつ。
されどおやつ。
実際に、パートナーアニマルに聞いてみましょう。
おやつをもらえることで、どんな気持ちになるのかを。
本音を聞くことができたら、次は飼い主の本音に気づく番。
お互いが本音を差し出し合い、成長や幸せをさらに強く感じていけるようにしたいものです。