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愛犬の目が見えなくなった時

動物と暮らしていて、飼い主が寂しさを感じることのひとつに

動物たちがシニアになり、若かりし頃のような

元気いっぱいな姿を見られなくなることが

挙げられます。

その中でも、対応に困ってしまいがちな体調の変化のひとつ。

それは、目が見えなくなった犬の家庭内での過ごし方についてです。

では、目が見えなくなってしまった愛犬には、どのように接するのが良いのでしょうか。

・環境の変化を最小限に抑える

・1日のルーティーンを一貫する

・他の知覚を刺激する

・体に触れて伝える

・家の中を広く使えるようにする

・大きな段差を減らす

これだけでも、犬の立場からみると十分な対応です。(注1)

今まで使えていた確かな感覚を失うことは、同じ状況にない飼い主からみるととても怖い変化のように感じて、必要以上のサポートをしなくてはいけないと思うかもしれません。

しかし、犬は人間と違って視覚にだけ頼って生きている動物ではありません。
聴覚も嗅覚も優れていることは広く知られていますが、実は想像以上様々なことや物を感じられる繊細を持ち、とても逞しいのです。

また、他の感覚によって十分な情報を得られることを知っているため、悲観的な気持ちになることもありません。

愛犬の身体的に変化が起きる場合、今までできていたことができなくなってしまうことに対し、

飼い主である人間側のほうがダメージを受ける傾向にあるため、愛犬が可哀想な存在に見えたり、困っているように感じてしまう方が多いようです。

犬は、飼い主からマイナスイメージの感情を向けられてコミュニケーションをおこなうよりも、

飼い主の視点が変わり、向けられるエナジー(感情)がポジティブに傾き始めると、それをしっかりと受け取り安心します。

すると、たとえ目が見えなくてもお互いが安心して日常をすごせるようになっていくのです。

日常の困りごとや問題に見えることは、形を変えていくことが可能です。

どのようなことが起きても、共に感じ合い、チャレンジし、成長し合い、今を生きるしなやかなパートナーを動物たちは求めているのです。

ですから、物理的なことがケアできたら、次は健全な心を育むことに意識を向けていきましょう。

(注1)シニアや歩行障害など身体能力に心配がある場合には、怪我をしないよう策を考えサポートをしましょう。