人の目が気になる
「人の目が気になる」
あなたは、人の目が気になりますか?
それは、どのような時に起きますか?
ハートリンクセッション®︎で犬と暮らす飼い主のお悩みを聞く際に、その悩みは何が問題なのか?どうして解決したいのか?をたずねると、多くの飼い主は「人の目が気になるから何とかしたいと思っている」と、自分の気持ちがきっかけとなって問題解決をしたいという、表面上にはなかなか見えない気持ちに辿りつきます。
では、どのような時に人の目が気になるのでしょうか。
- 吠え癖・無駄吠えがひどい
- 引っ張り癖がなおらない
- 拾い食いをする
- 興奮しやすく冷めにくい
- 攻撃性
あなたにも心当たりはありますか?
人の目が気になる方の多くは、これらの問題に直面する時、しばしば周囲の人々の視線や評価を意識します。
特に、公共の場で愛犬が予期せぬ行動をとると、恥ずかしい思いや他人からの批判的な視線向けられているように感じることがあるかもしれませんが、これらの問題の背後に、実は私たち自身の内面的な問題が影響していることに、なかなか気づかないものです。
この現実を引き起こしている原因のひとつして、「ペットの行動は、飼い主の感情や心の状態を映し出している」とHeart Linkアカデミーでは伝えていますが、
たとえば、飼い主がストレスを感じていると、そのストレスが愛犬に伝わり落ち着きを失うことがあります。
同様に、飼い主が不安を抱えていると愛犬も不安定になることがあるのです。
愛犬の問題行動が、まるで鏡のように飼い主の内面を映し出しているとしたら、飼い主である私たちはまずどうしたら良いのでしょうか。
それは、「今の自分がどんな気持ちでいるのかを知ること」です。
次に、「飼い主が心の平静を保ち、安心感を持つことで、愛犬も自然と落ち着きを取り戻すことができるという体験をすること」です。
しかし、人は自覚するのが難しい感情や信念を持っています。
これらの無意識の部分が、あなたの日常生活や行動に大きな影響を与えていることに気づいていない場合がほとんど。
ですが、愛犬の問題行動を解決するためには、あなたが自分自身の感情や思考パターンを知り、自己理解を深めていくことが大切なのです。
愛犬が、あなたからみて”問題”だと感じる行動を起こす時、あなたはどのように感じ、どのように反応していますか?
自分で自分に問いかけ、自己理解を深めていくことで、愛犬の行動の背景にある原因は見つけやすくなります。
ある飼い主は、愛犬が物音や人の気配、散歩ですれ違う犬や猫に対して頻繁に吠えることに悩んでいました。
彼女は、いつも吠え続けてしまう愛犬に対し「大丈夫だよ、怖くないよ」「もうおしまいだよ」などと声をかけていましたが、吠えが止まることはなく、「犬の躾もできないダメな飼い主だと思われるかもしれない」などと周囲の人々の目を気にしすぎるあまり、犬の行動に過度に反応するようになりました。
そして、散歩中に向かいから犬が来たと遠目に確認できたら、すぐに横道に入ったりUターンをして、愛犬が吠えないように問題から避けることだけ集中し、散歩を楽しめなくなっただけでなく散歩へ行けなくなりました。
しかし、ハートリンクセッション®︎を通じて、彼女は自分自身の不安やストレスが犬に影響を与えていることに気付きました。
そこで、彼女はネガティブな感情に揺れやすい自分自身を見つめ、自己理解を深めた結果、日常生活や社会生活の中でストレスを感じることはあっても、穏やかな気持ちで過ごせるようになり、愛犬の吠えはみるみる減少していきました。
このように、ペットの問題行動を解決するためには、まず飼い主自身の内面に目を向けることが大切です。
あなたが安心して過ごせると、愛犬もそのエナジーの影響を受け、穏やかな気持ちで過ごすことができるのです。
なぜ、人の目を気にして暮らさなければならなかったのか。
その理由がわかった時にはもう、人の目を気にすることもなく、愛犬との楽しい散歩を味わうことができるはずです。